【報道発表】第5回野口英世アフリカ賞受賞者の決定について令和7年4月25日

  1. 日本政府は、第5回野口英世アフリカ賞を、以下の個人及び団体に対し授与することを決定しました。選考に際しては、野口英世アフリカ賞委員会(委員長 國井修 公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)CEO )が、医学研究・医療活動両分野の推薦委員会より推薦のあった候補者の中から、最終候補者を選定の上、内閣総理大臣に推挙し、内閣総理大臣がこれに基づき、受賞者として決定しました(授賞業績・略歴は別添のとおり)。
    医学研究分野
    アブドゥライ・ジムデ博士(マリ共和国)
    バマコ科学技術工科大学マラリア研究研修センター(MRTC)所長
    <受賞理由>マラリアの治療と制御への貢献、アフリカ各国の若手研究者の育成やアフリカにおけるマラリア共同研究のネットワーク構築の功績
    医療活動分野
    顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(Drugs for Neglected Diseases initiative (DNDi) )(スイス・ジュネーブ(本部))
    2003年設立。「顧みられない病気」で苦しむ人々に対して、安全で有効かつ入手可能な価格の治療薬・治療法の開発・提供に取り組む非営利組織。
    <受賞理由>「顧みられない病気」、特にアフリカ睡眠病に対する治療薬・治療法の開発・提供の功績
  2. 野口英世アフリカ賞は、アフリカでの感染症等の疾病対策のための医学研究・医療活動の両分野において顕著な功績を挙げ、アフリカに住む人々の保健と福祉の向上に貢献した方々に授与されるものです(平成18年7月28日閣議決定)。
  3. 授賞式(主催:内閣総理大臣)は、本年8月の第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)の機会に合わせて開催する予定です。受賞者には、賞状、賞牌及び賞金が贈られます。賞金は、政府の資金及び国内外の方々の御寄付で成り立っています。

(注:第4回野口英世アフリカ賞授賞式は、第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)に合わせ令和4年8月28日にチュニジアで開催されました。)

本件連絡先

内閣府 野口英世アフリカ賞担当室
TEL: 03-5501-1774